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新型コロナ関連死

 今日にも東京都は「緊急事態宣言」が出されます。目的は感染拡大防止と、オーバーシュートによる医療崩壊で、助かるはずの患者の命を救うためです。

 私自身の場合は、2月中旬から患者数激減状態が続いて、事実上休業状態なので、かなり厳しい状況ですが、感染拡大のためには必要な措置だと支持します。

 日本における新型コロナの致死率は4%で、イタリアやスペインなどのように医療崩壊が生じてしまったら亡くなる人も多くなることが危惧されます。

 内科医酒井氏のコラムで以下のように書かれていました。

 致命割合が仮に1%だとしても、集団のほぼすべての人が免疫を持たない感染症ですので、なんの対策も行わなければ日本だけで何千万人もの人が感染し何十万人もの人が亡くなります。

 免疫を持たないということは、こういう意味なのだと改めて恐怖を感じました。ソーシャルディスタンスが感染を防ぐ最も有効な手段だと納得。

 そして医療崩壊が生じるということは、新型コロナ以外で治療を必要とする患者の命をも奪うということを氏は指摘していました。おそらくイタリアやスペインで新型コロナが直接の原因ではなく、それに伴う医療崩壊が原因で亡くなった人が多くいるだろう。それは現在統計に反映されていないが、今後明らかにされてくるだろうということです。

 マスコミは医療崩壊を叫ぶだけでなく、医療崩壊がもたらす実態を伝えてほしいです。

 そうすれば感染予防のための人々の行動変化を強く促す動機になると思われます。