東京をはじめ全国で、新型コロナウィルス感染者数の増加が止まるところを知らない状態になっています。
6月末ごろから増加傾向にあり、その傾向は今までの感染者の増加の様相とは異なっていると、
たびたび指摘されていて、疫学的統計データから感染爆発を予想されていたのですが、
現実にそのデータと全く同じ指数関数曲線を描いて増加しているのを見ると、
マスの動向を表わす指数関数の威力を改めて感じました。
科学では、分子や原子などの個々の動きと、系全体の様相とは、全く別のフェーズとして取り扱います。
系=マスは、個々の集まりであるけれども、集団となった場合は、個々の動きとは全く異なる集団としての動きを表わすからです。
感染者数のような疫学的データもマスの動向として数理計算的に捉えられていて、
これが感染予測となっています。
そしてそのマスの動向は、指数関数(乗数)で表されるため、数量が小さいときは全体の増加量は大きくはないのですが、ある程度の基準を超えた場合、爆発的な増加傾向を占めすことになります。
6月末の「8月オリンピック開催時期に1万人を超える」という予測は、その当時正直、現実味が感じられなかったのですが、いざ、それが現実に近づいてくると、
「やっぱり、本当なんだ。。」と改めて指数関数の威力に驚愕しています。
となると、指数関数の性質上、増加が止まり、減少になるのも、わりと短時間ということになるのでは。
しかしそのためにはピークの高さによるので、できるだけ、新規感染者を増やさないようにすることが、
増加の勢いを止めることになります。
この夏はコロナに対してさらに気を引き締めていきたいです。
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