感染症専門家医師高橋泰氏が「日本人は自然免疫が強いので、欧米のような新型コロナ感染の爆発的な流行は生じない」と東洋経済新聞の論説で語っていました。
昨日も東京では290人近くの新型コロナ新規感染者数が公表されていましたが、これらはPCR陽性であって、コロナ発症していない、もしくは症状が軽症である、20代~30代の若い世代が大半であるということで新型コロナウイルス対策として最重要な重傷者数は一桁に止まっていることを指摘していました。
新型コロナウイルスは、インフルエンザウイルスとは異なり、獲得免疫=抗体ができにくい弱いウイルスのようです。
感染初期のウイルスの力が弱いため、大部分の人は自然免疫で対応して症状を抑え込んでしまうため、自然免疫をすり抜けて獲得免疫で対処するまでにはいたらないそうです。
特に日本人は欧米人と比べて重症化しにくいのは、遺伝的に自然免疫が強い(氏はBCG接種の影響ではないかと)ことと、欧米人に比べて血栓ができにくいことを挙げていました。
それに加えてマスク文化や衛生観念が高いこと、比較的対人接触距離がある文化などの影響も加えて、欧米のような爆発的な流行は起こりにくいのではないかと。
マスコミは連日新規感染者の数をまるで株価のように嬉々と報告していますが、福島第一原発の時でも風評被害を申し立てるマスコミ自身が連日モニタリングの数値のみを報道し、それが示す人体への医学的な影響の検証データなどを報道せず、子育て中の親に多大な恐怖を煽ったことは反省されていないと思います。
高橋氏は、新型コロナ流行による経済的な影響で自殺者が急増するなど、コロナ感染症の直接的な影響ではない心身の健康被害も考慮した対策をしなければならないと言っていました。
基本的な感染予防対策をきちんととって、それでも感染してしまったらすみやかに隔離して自然免疫の力で治癒するようにすればいいだけと考え、いたずらに萎縮する必要はないと思います。
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