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それでも走る理由

 左足と臀部の付け根の肉離れと坐骨神経痛症状が1週間続いています。

 ジョギングやウオーキングの走る時の刺すような痛みはほぼなくなりましたが、肢を動かしている間中鈍痛と感覚低下を感じます。

 けれどもゆっくり息を弾ませない程度の速度でいつものジョギングコースを完走しました。1時間のところを1時間20分かかりましたが。

 左足に力が入らないので、どうしても右足に重心がかかって最後は右足も疲れて鈍痛を感じるようになりましたが、どうにか走り終えて達成感に包まれました。

 誰に対してというのではなく、単なる自分のルーティンを達成しただけなのですが、ここ2~3日完走できなかったのに不完全燃焼をおぼえていたので、走り終えた後の爽快感とともに精神的にもすっきりとしました。

 これはエンドルフィン中毒によるジョギングアディクションの一種なのかもしれませんが、走るときは辛くても、走り終えた時、そしてその後の一日の心身のコンディションが、走る前と全く別人のように感じられるので、病みつきになってしまいます。

 だからアディクションの人の状態が少しだけ理解できるような気がします。

 きっとアディクトする根底には、心身の満たされない、不完全な何かがあるのでしょう。私のように(笑)。

 ただ、ジョギングの場合、走ることで心身の健全さを保つ効用があり、また、身体的な苦しさがあるので、アディクトするにも限度があるのが救いなのですが。

 今日も梅雨空で雨の予報ですが、ジョギングの時間は降らないようなので「走るか!」と決心しています。

 「それでも」走る理由を考えながら。