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出力(経験)がモノにするコツ

 脳科学者茂木健一郎氏の本の中で、

 「脳の中では、感覚系学習と運動系学習は直接つながっていない。

 両者をつなげるには、一度外部へ出力=経験してそれを再び感覚系にフィードバックバックさせ

 ループを作り、それを何度も繰り返すことで身についていく」

 とありました。

 例えば、語学の学習の場合、単語を覚える(感覚系)だけでは、実際に会話をすることはできず、覚えた単語を何度も手で書き表したり、声に出して発音するという経験を繰り返すことで、本当に語学力が身につくということです。

 そして感覚系はできるだけ五感すべてをフル活用したほうが、脳の全域を活性化するため、記憶が定着しやすく長期記憶になりやすいということでした。

 「頭の中だけで考えて、思いがぐるぐるまわってしまうだけで、一歩も進めなくなる」ことがあります。

 そのような時は、とにかく、実際に行動してみる。経験してみる。

 失敗するかも知れない。

 けれども、失敗することは一つ学習したことになり、さらに情報が増えて前進したということなのです。

 何事にも、まず、臆せず、やってみる。

 中途半端でもいい、自分の思ったようにできなくても、

 それがわかるだけで一歩前進。

 前に進むことができる。

 なんでもまずトライしてみることを習慣化して、初期の壁を低くすることもコツだと思いました。