風速50メートル級の大型の台風が九州を直撃する予報で警戒警報が出ています。
これだけ風が強いと家屋も吹き飛ばされる恐れがあるとか。
停電も発生するでしょう。
台風の停電と言えば、幼い頃現在と違ってしょっちゅう停電が発生していた昭和の停電の夜を思い出します。
いきなり電気の灯りが消えて真っ暗になり、母親が慌てて懐中電灯を取りに行き、テーブルの上にローソクが火がともされる。
あたりを見渡すと、すべて真っ暗。
「うちだけ(ヒューズが飛んだ、これも昭和にはよくあること)ではないんだ。停電だ。」
ということになり、ろうそくの周りに家族が集まり、いつ回復するのか?見ている途中だったウルトラマンの結果が気になりつつも、何だかわくわくするような気持ちになって、兄弟戦々恐々とした表情がろうそくの明かりに照らされていたのを思い出します。
思えば停電なんてそれ以来経験したことがありませんでした。
かつてバックパックでアジアを旅したときに、たびたび停電するのを体験して、停電は送電網がまだ未発達な発展途上国に生じるものだったんだなあと、昭和の日本は、まだまだ発展途上国だったんだなと改めて思いました。
これだけインフラが整備され、天気予報の精度が上がっても、大規模な台風などの自然災害には、テクノロジーの力では太刀打ちできない可能性もあるのだと、テクノロジーの進化と異常気象による災害の大きさとが、まるでいたちごっこをしているような思いです。
どうか被害がでませんように。
停電に備えて、水やスマホの充電をしておこうと思います。
コメントをお書きください