愛聴しているラジオ深夜便の4時台「明日へのことば」で、料理研究家枝元ほなみさんが、自身が主催している
「夜のパン屋さん」の活動などを行っている自身の食の活動について語られていました。
「夜のパン屋さん」とは、食品ロスに心をいためた枝元氏が、パン屋さんでその日に破棄されるパンを買い取り、販売するという試みで、おいしいという評判のパンが一同に選べるというので、パン好きの間ではちょっとした話題になってきています。
これはなにも枝元氏がブランドパンの販売によって儲けようとするのではなく、コロナ禍で派遣切りにあったような人や、仕送りがなくしかしバイトがなくなって困窮している大学生などをスタッフとして雇い、枝元氏自身が奔走して協力してくれるパン屋さんを開拓してはじめた試みです。
料理研究家の枝元氏は、長年食の仕事を続けてきて、食にまつわる「ドグマ」に疑問を持つようになってきたそうです。
食べることは純粋に喜びで、そしてなによりみんなで一緒に食べることは、人と人の心をつなぐ作用をもたらすものであるはずなのに、
栄養とか、効率とか、時短とか、etc。。。
食べることに様々な意味が付与されてしまって、自身もそれに加担してしまっているような思いに囚われていた層です。
食べることから一切そのようなものから解放させたい、
また、生産者が心を込めて作った食材が、大量に食品ロスとして捨てられていることに心を痛めてきました。
食べ物はすべて人間以外の生命の命を頂いているのだから、それをありがたく食べることが大事なのではないかと考え活動を始めたそうです。
食べるということの原点に戻って、食べることの意味を考えたいと思いました。
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