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台風とオリンピック

 日本の南で3つの熱帯低気圧が台風に変わり日本列島に向かって北上する模様。

 週末土曜日から来週前半にかけて天気予報は雨です。

 東京オリンピック開催が、7月末~8月前半に決まった時、当時はまさかコロナ感染のパンデミックなど思いもしなかったのですが、真っ先に憂慮したのは、猛暑と台風でした。

 東京の猛暑の中でスポーツ競技ができるのか?

 命の危険はないのか?

 とても現実的とは思えませんでした。

 そして数年前首都圏を直撃し、多摩川沿いに浸水被害を及ぼしたような台風が、オリンピック開催中に直撃したら

 どうするのだろう。。。

 その杞憂は現実のものとなって、ホラーなオリンピック開催となっています。

 東京のコロナ感染者数は指数関数的に増加して、感染者は病院で治療してもらえず、自宅療養するという状況の中、オリンピックが開催されているのです。

 これを後世振り返って、「なぜあのような状況でオリンピックが開催されたのか?」と不思議に思うときがくるでしょう。

 そして、国という大規模な集団が、何か大きなことを始める時は、それを中止するというオプションを、

 そのシステムの中にあらかじめ組み込まれなければならないということの、

 痛い教訓として、今回の東京オリンピックを負の記憶としなければならないと感じました。