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台風とオリンピック

 起床して空を眺めると、くっきりと満月が輝いていました(朝3時起床)。

 台風が接近しているためか、一晩中蒸し暑い熱帯夜で、

 扇風機を回し続けました。

 オリンピックが始まると、ニュースでも取り上げられていた開催批判がぴったりとなくなり、

 いつもの「感動」シーンの解説に変わりました。

 そこでは賞を獲得した選手の涙ながらの勝利の弁が語られていて、

 聞いていてこちらも「良かったね」と思わず言ってしましますが、

 痛々しいのは、どの選手も「このような状況で大会を開催していただき、、、、。」の

 感謝の気持ちを述べていることです。

 たぶんこの言葉を聞いたら、オリンピック開催反対の気持ちが「情にほだされて」

 揺らぐのではないかと(私自身がそう)感じました。

 選手にこの言葉を言わせなければならない状況に同情します。

 予想はされていましたが、海外の選手の予想を超える東京の暑さに、

 競技開催も危ぶまれています。

 熱中症で倒れる選手も出ているようです。

 その上、心配されていた台風も直撃するようで。

 まさに「多難のデパート」化しつつある、オリンピックです。

 でもきっとオリンピックが終わったら、

 「大変な状況下でも、無事に大会を開催し、終えることができた。」と

 政府関係者は、すべてをなし崩しにして、「手柄」とするのでしょう。

 これこそ、まさに「スポーツの政治化」だと思います。

 これからやってくる台風で、被害がでないことを祈ります。