日本でもLGBT運動が高まり、札幌市では同性婚が法律で認可されました。
私の住む世田谷区でも区独自の婚姻認定があります。
けれども、やはりこの運動の先端であるアメリカは、やはり公民権運動の地であるだけに、
人々の意識もかなり進んでいるなあと、ここのところ毎日観ているハリウッド映画や読んでいるアメリカの小説の中に、必ずゲイが描かれていることからもそう感じます。
もしかしたら、ノーマルなカップルではドラマが生まれないからかも知れませんが、けれども描かれるゲイの登場人物たちの様態は、ごく普通で、その多くがカミングアウトをしていて、そして周囲の反応もさらっとしたものです。
性の多様性は、人種、信条、支持政党の多様性と同じレベルでアメリカでは捉えられるようになってきたのだなあ
と、それらの媒体から感じます。
一方ピューリタンの考えが深く浸透しているアメリカの中西部、南部では、かなり激しいヘイトが残っているようです。
人権運動は、虐げられている人々が自身の権利に目覚め、自身のアイデンティティの承認と権利を求めて社会運動を繰り広げていくものですが、それがこうして実際に人々の意識を変え、最終的には多様性の形として社会に認められ、そのあり方が浸透していくようになっていくのは、誰にとっても暮らしやすい社会の実現のためにも大切なことだと思いました。
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