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気圧の低下と関節痛

 昨日の午後から痛めている右股関節のにぶい痛みのような症状が出てきました。

 「あ~天気予報どおり、低気圧が接近しているな。」と思いました。

 気象の変化がアレルギーや慢性病などに影響を与える気象病理学の研究も進んでいるようですが、

 昔から気象と体の症状との関係は言われてきました。

 気温の変化や気圧の変化が要因となっているようですが、

 その仕組みが近年明らかになってきています。

 体は常に1気圧の圧力を受けていて、その反作用として1気圧で押し返して、体の形を維持していますが、

 外界からの気圧が急激に変化すると、外内のバランスが崩れて外に押し出す力が強くなり、

 その結果、血管や神経などが圧迫されて代謝が滞りむくみ、炎症が生じたり、発痛物質が溜まったりするようです。

 その解消法としては、体を温め血行を良くして代謝を改善することです。

 さっそく治療法のホットパックを股関節にあてて温めたところ、

 痛みはすぐになくなりました。

 「春に3日晴れなし」の言葉があるように、春はつぎつぎに低気圧が日本列島にやってきて、天候が安定しないのですが、今年はわりと晴天続きでしたが、昨日は春らしい天気だったということです。

 私たちの体は外界とうまくバランスをとりながら、恒常性を維持しているのだなあと、

 体のシグナルである痛みから改めて思い起こしました。