石浦章一氏の著書で「年をとるほど親に似てくる。ただし似てくるのは容姿ではなく、性格」と書かれていました。
性格には、遺伝的な影響を受ける先天的な「気質」ー内向的、新規性、神経質などーと、後天的な影響による狭義の「性格」の二つの要素が相成って形成されていますが、年を取ってくると「性格」の部分が薄れ、「気質」、つまり親から受け継いだ部分の影響が大きくなってくるようです。
確かに、兄弟を見ていると(性格が)「父に似てきた」とか、「母の気質にそっくり」と感じることがあります。
私の場合、超内向的な父の気質を受け継いでいるのは自覚しながら、超外交的な母の気質を「装う」ことを意識してきましたが、やはり年齢とともに「疲れて(笑)」しまい、あるがままに任せているとかなり内向的な気質が表にでてきてしまいました。
でもやはりこれが楽なんですね。
そして父も母も私が覚えている若い時と年とってからの性格が変わってきたように感じるのは、私が知らない(特に母型祖父母は私の生まれる前に亡くなっているので)、祖父母が母の中に蘇がえり出会うことができているかもしれないと興味深く感じました。
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