昨日は一日雨が降っていたので、一歩も外出せず家で過ごしました。
朝から雨が降っていたのでジョギングは中止、恒例の朝風呂1時間でゆっくりと身体を温め、ストレッチ等をして身体をリラックスしました。
梅雨明けから雨が降らなかったので、久しぶりの「おこもり」です。
時折強い雨が降ったり、外の様子も気にしながら、読書しました。
ティモシー・スナイダー著「ブラックアース上」です。
ティモシー・スナイダーの前著「ブラッドランド」は、歴史資料のあまりない東欧におけるユダヤ人迫害の歴史を掘り起こしたもので、現在のウクライナを含む東欧の地域が、ドイツとロシアという巨大国に挟まれて、何度も蹂躙され、国家の建設と消滅を繰り返し、国として不安定だったということが、ユダヤ人という国の保護のない人々がむき出しのまま、ヒトラーという狂信者の妄想によって人種絶滅へと追いやられたという経緯が、数値としてあらわされ暗澹たる思いに囚われました。
この「ブラックアース」も、第2次世界大戦前から中に、同じく東欧のユダヤ系を含む人々が置かれた人々の生存圏が、国家感のパワーバランスによって翻弄され、追い詰められ、やがて失われていく様が、史実としての資料によって証明されて、読んでいて胸つまされる想いです。
外は雨。
平和な日本で、かつて、人種というカテゴリーで命が奪われた現象が生じたことを、改めて思い起こしました。
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