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運動習慣

 石浦章一氏のラジオ講座「科学と健康」のラジオ講座、健康長寿の科学を毎回聴いています。

 高齢者に運動が推奨されるのは、何のためか?

 その第一の目的は「筋肉をつけるため」です。

 寝たきりにならないためには、足腰の筋肉をつけることが必要で、それは食事だけでは不十分で、

 かならず体を動かし、きちんと運動することが求められます。

 私は、毎日1時間のジョギングと1時間の買い物だてらのウオーキングをしていますが、

 多くの高齢者の方が、ウオーキングをされているのを見かけます。

 石浦氏によると、運動を習慣にしている高齢者は10~20%ぐらいいるそうで、私はもっと割合が高いとおもっていましたが、高齢者は健康問題を抱えている人もいるので、それほど割合が高くないのでしょう。

 問題は、働き盛りの40~50代の世代で、時間的に余裕がないためか、その割合は10%以下、

 多くの人が運動を習慣にできていないようです。

 石浦氏は健康のための運動として、有酸素運動を勧めています。

 具体的には早歩きや友人と話ながら走れる程度の早さのジョギングなどです。

 これらの有酸素運動を続けることによって、体脂肪を燃焼させ、肥満を防ぎ、筋肉がつくようになります。

 私は自宅で仕事をしていて通勤通学に時間がかからないこともあり、運動する時間は十分(過ぎる?)摂ることができるため、運動するための時間はたっぷりあるため、運動を習慣化するハードルは低かったと思われますが、

 やはり運動を習慣化するためには、その成果が実感できることが秘訣だと思います。

 石浦氏は誰かと一緒に運動することを推奨しています。運動のモチベーションが維持されるからです。

 マイペースの私にはそれはかえって妨げ要因になってしまい、私の場合、自分の好きな時間に好きなだけ続けることの方が向いているようです。

 ただ、何事も習慣化するまでは、その効果が実感できるようになるまで、特に運動の場合、体が慣れるまで時間がかかるため、2~3週間は、我慢の期間です。

 けれどもこの苦しい期間をすぎれば、体も運動になれて、そして、それがもたらす効用が実感されるようになり、

 逆に「やらないと気持ち悪い」ぐらいに体が運動習慣に馴染んてくるようになります。

 こうして、40過ぎまで、息を弾ませる運動なんて大嫌いだった私が、15年間毎朝1時間のジョギングをするようになっていきました。

 そしてそれによって、体調も良くなり、心身ともに健康になってきました。 

 運動の効能を得るためには、とにかく習慣づけることが大切だと実感しています。