一昨日の久しぶりの一日中雨以来、ここ関東では天気予報ではこれから1週間ぐらい晴天が続くようです。
南北に長い日本列島の細長い陸地が背骨のような高い山脈で二分され、太平洋側と日本海側に分かれているということを、いつも冬のこの時分の天候によって意識されます。
太平洋側はカラッツカラに乾燥した日々が続く一方、日本海側は冬の間中雪が降り続ける日々。
20年近く前の記録的大雪の冬、雪国の体験がしたくて富山の親せきの家にこの時分に雪かきに行ったことがあります。
一晩で1メートル近い雪が駐車場に積もり、雪かきをしなければ出勤できないので、早朝から1時間かけて雪かきを手伝いました。
雪がこんなに重いものだとは知りませんでした。
汗びっしょりになりながら、雪国の人は冬の間、マイナスからゼロになるだけの理不尽とも感じることを毎日強いられているのだと、雪国の人の辛抱強さ、勤勉さの気質は、この雪かき行為によって培われてきたのではないかと感じました。
私の実家のある山口県の山陰の山間部も、一年に数回雪が積もることがありましたが、近年の温暖化でそれも1~2回、積もってもすぐ溶ける程度になりました。
ただ、日本海式気候であるので、冬の間、ほとんど晴れることはなく、どんよりと曇りの日々が続きます。
関東に暮らすようになって30年以上。空っ風の冷たさはこたえますが、晴天の続く冬の日々は大好きです。
日照時間が脳のセロトニン分泌に影響を与えて、それが不足する冬季に鬱が悪化する季節性うつ病になるように、私にとって冬は「表」の季節です。
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