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潤い

 例年にも増して今冬の東京はからっからに乾燥する日々が続いています。

 今年は冬型の気圧配置が強くて、日本海側は大雪、太平洋側は日本海側の湿った空気が列島の中央の山脈を超えて、からっ風となって関東地方に吹き降ろしているからです。

 皮膚も髪の毛も爪も水分不足でぱさぱさに乾燥しています。

 保湿のクリームを何度も塗りなおしても焼け石に水、砂漠に水を注ぐような状態です。

 幸い、私は鼻、喉の粘膜は強くて乾燥することはありませんが、

 乾燥すると粘膜にある免疫物質が働かなくなり、風邪をひきやすくなります。

 オミクロン株の初期症状も、喉や鼻の違和感からだそうで、

 その症状が、乾燥のせいか、風邪のせいか、はたまたオミクロン株のせいか、

 区別がつきにくくなっています。

 雪国の人たちからみれば、毎日の雪かきの重労働を経験しなくてすんで贅沢な悩みですが、

 乾燥しすぎることは、からだの60%が水分でできている人間にとって様々な体調不良の原因となると思われます。

 水分を多めに摂取して、加湿に心掛けて。からだも心も潤いを!