昨日夜7時過ぎに電話がなりました。
「やっと通じた。」と。患者さんからの予約の電話でした。
何度もかけても、話し中になっていて、スマホからかけたところ通じたということでした。
ニュースで、ワクチン接種予約の電話が殺到して、固定電話の着信ができない状態になっているとあったのですが、まさか自分の固定電話もそうなっているとは指摘されるまでわかりませんでした。
各地で高齢者を対象としたワクチン接種予約が始まっていますが、どこも電話やネットサイトの予約が殺到して、電話がつながりにくくなったり、サイトがパンク状態になっているようです。
それを聞いて、このような事態は予想できたであろうに。どうして事前に対処できなかったのだとうと思いました。
でもただでさえコロナ感染拡大で対応する自治体窓口業務が混乱している上に、新たにワクチン接種対応で大変なのだと推測されます。
私も高齢者の立場になれば、一日も早くワクチン接種を受けて、安心したいという気持ちはわかります。
予算や人的資源のために、十分な準備ができなかった、もしくは、実際にどのような状況になるのかの予測が甘かったのかも知れません。
すでにワクチン接種が進んでいる他の国々の接種方法の情報を国が積極的に収集し、
どうすれば最も効率よく正確にワクチン接種が進められるのか、厚生労働省などのトップが指針をしめさなければならないと思います。
原発事故の時から感じていて、コロナ対策で、明らかになったことは、
明確なゴールに向かって、組織をオーガナニズさせていくリーダーシップを担う政治能力が決定的に欠けているということです。
アベノマスクなどの失策を含めて、「まさか、何も考えていなかったの?」と国民が呆れるほどの対応に。
今回の電話の混線の影響を受けて実感しました。
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