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ワンマンショーで。

 自分が昭和な人間だなあと実感するのは、ほとんど音楽を聴かないので、

 口ずさめる曲が「昭和の名曲集」しかないということです。

 それも70年代~80年代後半の昭和テレビ全盛時代の歌謡曲番組で流れていた曲ばかりです。

 10代であったその時分からアイドルの曲は無視して、「大人」と呼ばれる世代の歌手の歌をよく聴いて歌っていました。

 我が家唯一のメディア(テレビなし)のラジオからで、

 しかもコマーシャルが嫌いなのでNHK局しか聴かず、

 さらに目的である語学番組までの間の時間に流れてくる曲だったりするので、

 極端に限られているのですが、そのような曲に昭和の「一世風靡した」ヒット曲が流れる場合が多いです。

 たぶんリスナーの年齢層を考慮したものなのでしょう(平成、ましてや令和の時代にはやっている曲など全く知りません)。

 最近ラジオから流れてきて、耳について離れない曲が、ジュリーこと沢田研二の

 「勝手にしやがれ」です。

 「壁際に・・・」で始まるフレーズは、当時シルクハットを斜めにかぶり妖艶な美しさをたたえながら歌っていた(現在60代の彼の姿から想像もできない)ジュリーの姿を思い浮かべながら、口ずさんでいます。

 昨日は、いつも素敵な洋服を頂く人から、ちょっとパーティ用の赤と青のそれぞれ上下のスーツを頂いて、

 この年で人前で着るのはちょっと憚られるなあと感じながら、

 無意識に口ずさんでいたのが、勝手にしやがれの第2番目の最期のセリフ

 「朝まで、ふざけよう~。ワンマンショーで。あ~、あ~、あ~。。。」でした。