最近予防医学を積極的に提唱しているホリエモンの「健康の結論」を読んで、
「医療技術の進歩は実際の治療だけでなく、それ以上に予防に対して貢献している」
ということをつくづく感じました。
ロケット開発事業のスポンサーになっているように、
ホリエモンは科学技術の進歩とそれが切り開く未来を誰よりも信奉し、
それに従った行動をとっているように感じます。
そしてその矛先は医療に向かったものが「予防医学」です。
著書の中で医療の専門家に質問し、現在医療の現場の最先端で、
医療技術がどれだけ進歩しているか、そしてその成果を医療がどのように
取り入れて、予防ということにどれだけ貢献しているのか、
データとともに紹介されています。
そして、彼自身がその結果をもとに
予防検査や予防的治療(PVワクチンの接種、大腸内視鏡検査)を実施しています。
若者のオピニオンリーダー的存在であるホリエモンが、このように予防医学に強く関心を持ち
実際にそれを実践していることは、
現在の医療の中心である、こじれてしまった体を治すというものから、
予防へとシフトしていくための世論形成(予防はスマートな人の選択肢)や
需要に大いに貢献するのではないかと思いました。
科学技術が今のように進歩する前は、予防の知識は、先人の経験知からのみに頼るしかなく、
効果があるものもあれば、「イワシの頭も信心から」の現在の科学技術で明らかに根拠のない
「迷信」も数多くありました。
しかし医学の研究の進歩と、医療技術の進歩と、近年のテクノロジーの進歩により
エビデンスベースの医療が急速に発達したことにより、
ホリエモンが言うように、予防によって防げる病と、そうでない病が明確に区別できるようになり、
前者はわりに簡単で容易な検査や治療で病を発症を防ぐことが可能になっていているということです。
気流堂の治療も、未病を治す=予防を指針としていますが、医療の進歩による最新の予防医学の知見を
患者さんにも積極的に勧めていきたいと思います。
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