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「夢修行」

 臼井由妃著「できる人はなぜ待ち合わせを本屋でするのか」のなかで、「好きな仕事をするために、嫌いな仕事をするのは『夢修行』。修行させていただいて、お金までもらうのは最高。」とありました。

 「夢修行」いい言葉ですね。修行という発想転換で、嫌だなあと思ったり、苦手だと感じていたことが、自分を高めるため、そして好きな仕事に打ち込めるためのプロセスと、前向きにとらえることができそうです。

 また臼井氏は、経営の経験がなく30歳でご主人ががんになって借金3億円の事業を引き継ぎ、数十億円の年商を上げるまで成長させたことの秘訣として、「何事も自分なりにひと工夫」することを上げています。

 誰もができる単調な仕事でも、自分なりに創意工夫できるところを見出すことで、その物事に興味を抱くことができ、それによって効率を上げたり、オリジナル色を出すことができ、仕事を楽しく前向きにするようになり、それが周囲の協力を得ることにつながり、成功へ導かれるということを自身の体験上語っていました。

 「ひと工夫」。いいですね。私も飽きっぽい性格なのか、与えられたものを正確にそのまま繰り返すことの単調さに耐えられないために、すぐに「こうすれば、もっとうまくやれる」と自分のやり方を編み出して、それを試行錯誤して、自分オリジナル(奇妙な?)やり方にしてしまいます。

 こうして一人暮らしゆえ、誰からも咎められたり、誰にも迷惑をかけたり(自分が困るだけ)することがないので、傍からみたらへんてこな奇妙に見えるかも知れないけれども、自分としては効率が良いと感じられるような宇あり方で数多くの物事をしています。

 「ひと工夫」を考えること。そしてそれを実行することが楽しくてしょうがないのです。

 それが臼井氏のように事業として発展はしていないのですが(笑)。

 しかし日常生活でちょっと面倒だなあとか、嫌だなあと思う家事を含む物事も、「夢修行」と捉え、「ひと工夫」をしながらこなしていくことは、日々の生活に達成感と充実感を確実に与えてくれると思いました。