冬至の昨日も東京は冬場れ、寒く、乾いた気象でした。
東京の冬のこの時期、日本海側に雪を降らせた湿った冬の高気圧が、列島の山脈を超えて乾いた空気となって「空っ風」として関東平野に吹きおろします。
故郷の山口の山陰の毎日どんよりと曇った天候、そして学生時代の福岡の意外にも「日本海式気候」の同じような天候にうんざりしていた私は、
20代初めに上京して東京の澄んだ空に晴天が続く、乾いた天候がすっかり好きになりました。
日光と脳内セロトニンの分泌関係を知ったのはそれから20年後でしたが、
私の体は、無意識のうちにセロトニンの分泌量を感知していたのでしょう。
東京に住むようになってそれまでの冬のやや鬱気味の精神状態はすっかり変わりました。
体感的には、東京の冬は乾燥して空っ風が吹くために寒さを強く感じますが、
むしろ低血圧気味の体質の私は、寒さと冬の気圧のおかげで血圧が上がり、
冬場は精神的に気が引き締まり、すっきりと、爽快な気持ちになります。
しかし、東京の冬の唯一の欠点は、このひどい乾燥です。
湿度の低下に伴って、皮膚が乾燥し、粉拭いたようになって(笑)、痒くなってしまいます。
保湿のために私がもっぱら使用しているのは、手作りゆずローションです。
毎年ゆずジャムを作る際に出るゆずの種を焼酎に1~2か月つけて、コラーゲン用のエキスを抽出し、
それにグリセリンを肌の状態に合わせて混ぜてローションを作ります。
市販の化粧水にくらべてグリセリンの量いかんでは、塗った直後はべたつく感じがしますが、
しっかり保湿、保脂してくれて、冬の間、せっせと皮膚に塗布して、乾燥を防いでいます。
まったくのすっぴんの唯一のメイクです。
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